2024年02月29日
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MEGA Picturesの無線LANでの利用ノウハウのメモ

Written By: 川俣 晶連絡先

 MEGA Picturesのデータベース作成が何度も失敗したので、利用ノウハウに関するメモ。

問題点 §

 GbEの有線LAN接続でファイルサーバの画像ファイル群からデータベースを作成している際には問題にならなかった問題が出た。

  • ネットワークが過剰に重い
  • 無線LANの接続が切れるとそこでデータベース作成がエラー中断する

対策・Run Slowly and Less Memoryにチェックを入れる §

 MEGA Picturesは極力CPUの全コアを活用するようになっているが、Run Slowly and Less Memoryにチェックを入れると1スレッドで処理するようになっている。これにチェックを入れると処理が遅くなる。だが、実はネットワークが遅い場合は、これにチェックを入れるても処理時間に大した差はなく、ネットワークに掛かる負荷は軽くなるので、他のネットワークアクセスと共存する。

 つまり、ネットワークの過剰な負担が掛かっている状態ならば、マルチコアで並列処理する意味はない。ネットワークが詰まって、処理速度が上がらないだけである。

 そして、むしろネットワークを限界まで酷使しない方が接続は切れにくいようである。

切断防止対策にネットワークを継続的に使うアプリを別途走らせるのはありか? §

 切断防止対策に、ネットワークをゆったりと使い続けるアプリを走らせてみた。

 Random Music Player RanPlay2016 0.7である。

 しかし、データベース作成中のMEGA Pictures自身が定期的に細切れのネットワーク通信を行うので、あまり意味は無かったようだ。

 走らせるとネットワークがスローダウンするという感じでもなかった。

感想 §

 ルータ、サーバ、クライアントマシンがバラバラに設置されていて、無線で接続するしかない状態なので、イマイチ現在のネットワーク環境は良くない。GbEのハブもあるのだから、線が引ければすぐにでもGbEのLANになる。問題大である。

 ただ、これを改善するには無線環境の改善という手もあるので、何をどうするかは悩みどころだ。ルータはWi-Fi 5 (802.11ac)対応であるが、現在使っているクライアント機はWi-Fi 6対応だ。